老犬とおばさん 明日の生活を楽しむ

穏やかに静かに過ごしていきたい理想、そうもいかない現実。 お付き合い しがらみ 煩わしいこと 少しずつ手放して 快適な生活を。

悲しきナウシカ

本棚の整理をしていたら、
ナウシカのポスターを見つけました。
お蔵入りにならないように
ポスターフレームを買い 映画のポスターの下に掛けました。



ナウシカの横は 映画「ペット」のポスターです。


ナウシカは 好きなヒロインの一人です。
最初 ジブリ映画で見て 潔く強く優しくて可愛い姿に惹かれました。
それで 原作を読んでみると
メルヘンではなく 壮大なテーマで
心が少し痛くなる内容でした。




あらすじ
ナウシカが生まれる1000年前の世界は旧世界と呼ばれます。
この旧世界は、ナウシカが生きている世界よりも遥かに科学技術が発展していました。
しかし、この科学技術の発展が原因となり、人間同士の争いが勃発します。
その結果、毒による汚染が進み、
旧世界の土壌はもはや人間が生きられない環境となってしまったのです。


旧世界の人類は、汚染された世界の土壌を浄化しようと考えます。


そして巨神兵に汚染された世界を全て破壊させて、
1から世界を作り直そうとします。
巨神兵によって世界を焼き尽くした後、
旧世界の人類は浄化システムを作りました。


旧世界の人類は、汚染された世界では生きる事が出来ません。
世界が正常に浄化されるまでの間、つなぎ役や浄化の監視役の人間が必要だったのです。
その役割を担う為に、人造人間、ナウシカ達が誕生したのです。
また、ナウシカ達は汚染された空気の中で生きる事ができますが、
それは「汚染された空気の中でしか生きられない」という事にもなります。


旧世界の人類の都合だけで
「遺伝子を改良してまで人類が生き延びようとしたこと」
「使い捨ての命に改造したこと」を知り、ナウシカ達は激怒します。


ナウシカは、人間を存続させるのではなく、
一つの生命としてヒトという種は生きていくべきだと主張します。
清浄と汚濁こそが生命であり、
苦しみや悲劇があるからこそ喜びやかがやきがあり、
自然体で生き、結果がどうなろうとそれを受け止めるべきであると考えます。
浄化が進む世界で、全ての生命と共存し、
命を全うする運命をナウシカは受け入れたのです。
用意された未来ではなく、自身で切り開く未来を選んだのです。


感想
自分にとっては 難しく深い内容でした。
「自分達さえ平和に暮らせればいい」という身勝手な考えは、
今の人類そのものです。


自然界の中の頂点は 人間ではないと思います。
みんな共存して生きているのです。
そのことを忘れていくと
いつかは人類は滅亡の道を歩んでいくしかなくなるのかもしれませんね。


人間同士もそうです。
経済力や武力が強い国が頂点ではないのです。
みんな平和に暮らしたいですね。


しかし 原作を描いた宮崎駿さんの伝えたいことは
もっと深いところにあるようです。
自然に手を出したのは、
人間が必死に生きようとした結果であり、
今より豊かになりたい、不幸から逃れたい、
という努力なのです。
そして それは自然への干渉であり、
逃れられない事実なのです。
人間は決して、賢くて祝福された存在ではないのです。
それでも自分たちは生きなくてはいけないんだ!!
ということのようです。



今日のアイス



今日のワンコ
新しいカートでお散歩



前の窓が大きくて いいワン💘








少しずつ涼しくなっているのかな?
カナカナカナとヒグラシがないています。


少しですが カートでお散歩ができて
良かったです。


明日もいい日になりますように💘、

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