老犬とおばさん 明日の生活を楽しむ

穏やかに静かに過ごしていきたい理想、そうもいかない現実。 お付き合い しがらみ 煩わしいこと 少しずつ手放して 快適な生活を。

カエルさん ごめんなさい。🙇

 木々の葉はすっかり落ちた。
木の周りの落ち葉は 毎日掃いているが、
今日は いつも手が届かない植込みの中に溜まっている枯れ葉を掃除しよう。
大きな熊手と小さな熊手を使って枯れ葉をかき出してく。
早朝少し雨が降ったせいか 水分を含んだ枯れ葉は 重い。
でも綺麗になるのは気持ちがいい。
木の根元の枯れ葉をかき出すと 枯れ葉の下にいた大きなカエルがひっくり返った。
大慌てのカエル。
「ごめんね。ごめんね。」
と急いで 枯れ葉を カエルにかける。
カエルは じっとしていた。
冬眠中のカエルの布団をはがし 起こしてしまったのだ。
でも突然起こされ大慌てのカエルさん たいへんかわいかった。
さぞ びっくりしたことだろう。
知らぬこととはいえ 悪いことをしてしまった。
もう起こさないので 春が来るまでゆっくりお休みくださいね。





庭の新しいお友達。
身体のぼこぼこが 少しグロテスクだが
とても癒される。



午前中 カートでお散歩。
ご飯たべて 
コタツの中でお昼寝中ZZZZZZ,,,





今日もいい日になりそうです💗

おばさんとおねえさんの境界線

 犬を載せカートで散歩。交差点で信号待ちをしていると 
「ワンちゃんいるの?」と40歳前半くらいの女性に声を掛けられた。
犬は 伏せの体勢でカート前の網越しに外を見ていた。
「おばちゃんに お顔を見せてあげて。」
と犬に声をかけると白ポメは すくっとお座りの体勢になり 顔を女性の方に向けた。
「まあ かわいいワンちゃんね。」
にこにこして見ている。
「ありがとうございます。」というと
信号が変わった。
「おばちゃんにバイバイしてね。」
というと急に女性が真顔になり
「あの すみません。私おばちゃんじゃなくて おねえさんなんですけど。」
と強い口調で言われた。
冗談口調ではない。
「ごめんなさい。おねえさんでしたね。それではさようなら。」
と挨拶をして 足早に横断歩道を渡った。


思い返してみれば その女性、もこもこのルイビトンのロゴの入ったコートを着ていて、
メイクもきれいにしっかりしていて いわゆる意識高い系の女性だった。
だから おばちゃんという呼び名の連呼は許せなかったのであろう。
おねえさん お嬢さん いやいや 呼び名は必要なかった。


人の呼び方は 難しい。
名前を知っている人には ○○さんと呼ぶ。
また 犬の散歩中 見知らぬ人と話す時高齢であっても
おばあさんという言葉を使うことはなく 
ほとんどおばさんやおばちゃんという呼び方をしてきた。
ある程度年を重ねた人におねえさんというのは 嫌味な気もするし、
でも お姉さんと言われたい人もいるし。


はて?
恥じらいがあるのが おねえさんだとすると、、、、、?


もう会うことのない人でも
嫌な気持ちにさせないように気をつけなければいけないと反省した。




歩くときの荷物は最低限にしたいので
いつもお財布ポシェット1つだ。
しかし そのポシェットは小さくて エコバッグが入らない。
ポシェットにコンパクトに付けられ しかも大容量なエコバッグを探しているがなかなか見つからない。
それで 裏地を買い エコバッグを作成。
生地が薄いので 丸めるとかなり小さくなる。
スーパーの買い物かご1つ分は この袋で充分入る。
不出来だが 満足💗



明日もいい日になりますように💗

「パーフェクトデイズ」 映画


PERFECT DAYS - Official Trailer


2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、主演の役所広司soneが日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した作品です。
かなり 遅ればせながら配信で観ました。


地味な映画ですが 印象的で ずっと余韻が残り かなり好きな作品です。

東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)の淡々とした毎日がずっと続いていくだけの映画なのですが、惹かれるものがあり 途中でやめることができません。

絶えず幸せな人生を送っている人より いろいろと経験を積んだ人の方が沁みる作品だと思います。

特に音がいいです。

平山は 実直で無口で ほとんど話しませんが、

竹ぼうきで掃除をする音で眼ざめ 布団をたたむ音 階段を下りる音 缶コーヒーを自販機で買う音 など 音が効果的で 繰り返されます。

またカセットテープから聞こえてくる懐かしい音楽やスナックのママ(石川さゆり)が歌うアニマルズの「朝日のあたる家」(The House of the Rising Sun)は 心地いいです。

平山は、淡々と過ごす中で空や植物の変化を楽しみ 数少ない人との関りから刺激を受けていきます。

そんな小さな喜びの中で生活をしている平山の姿は大変美しく 癒されます。

そして平山の変わることのない日常を応援し 幸多かれと祈りたくなります。


好き嫌いはあるかもしれませんが

疲れている人や高齢者にはおすすめの映画です。

ただ おすすめしたら

「わけのわからん映画だ」とおっしゃっていた高齢者の方もいらっしゃいました。


また この作品の中に「木」という本が出てきます。

「木」の著者は 幸田文さんです。

幸田さんの作品は「おとうと」しか読んだことしかなく、2作品目です。

「おとうと」はストーリー展開が激しく 速く読み進めたかったのですが、

この「木」は 心が落ち着く作品で 静かに読み進めています。


明日もいい日になりますように💗