建て前　本音　嘘　(｡•́__ก̀｡)

2023/09/25 00:49

ゴミ集積所からの帰り道、
歩きながら　井戸端会議。
出席？　おばさん3名。

この前の敬老の日に結婚したばかりの子供から、
パジャマが送られてきたようです。
送り主の欄には、子供の名前が書いてあったが、
選んだのは　嫁に違いない、というのです。
それで
「本当に失礼しちゃうわ。」
とAおばさん　ご立腹です。

なぜ　怒っているのか理由がよくわかりません。
家を訪問せず　郵送でプレゼントを贈ってきたのが、
気に入らないのかなと思っていたら、
送られたものがパジャマ、というのが、
気に入らなかったようです。
Aおばさん　いわく、、、
贈り物のパジャマは、　
寝具（死ん苦）で　死と苦を連想させるものだというのです。
Aおばさんは、占いとか風水とかが好きで
仏滅とか大安とかの六曜にも詳しく、
しきたりや縁起を気にする方です。
だから　嫁に悪気がないと思っていても、
パジャマを　敬老の日に送ってきたことで、
嫌な気持ちになったようです。

でも　ご機嫌を装い、電話口のお嫁さんに
「敬老の日の贈り物ありがとう。」
とだけ　お礼を言ったようです。
やはり　パジャマは　お嫁さんが選んだものでした。

そして　そのパジャマをみているだけでむかむかするので、
メルカリで売るようです。

本音を言えない関係ならば、
建前で対応するしかないのかもしれませんが、
ニコニコ顔でお腹に敵対する気持ちを抱えているのは苦しいですね。
でも　そのうちに、
きっとお嫁さんも義母さんの好みや性格もわかってくるでしょう。
そしてAおばさんもお嫁さんに　本音を言えるようになるでしょう。
そうなるといいですね。（余計なお世話ですね💦）

思ったことをあえて口にしないことで、
相手を傷つけないという謙虚さは、
必要ですが、口にしないことで、
相手を傷つけてしまう場合もある気がします。

自分は　お節介な所があります。
相談されたり、
辛そうな姿を見たりすると、
よかれと思い　言動に移してしまうことがあります。
しかし、後で　「うっとうしく　煩わしい」=うざい、
と思われていたことを間接的に知ることもあり、
悲しくなります。
大丈夫ですから　と言っていただければ、
また軽くスルーしていただければ、
言動も控えたのにと思いますが、
そうはできない雰囲気を作っていたのかもしれませんね。
相手の笑顔の裏側や
自分の空気の読めなさ、
一方的な共感、
そして、要らぬお節介を後悔します。

それでも　困った人や傷ついている人を見ると寄り添いたくなってしまいます。
同じ言動でも　それを良しとする人と悪しとする人。
人それぞれです。
金子みすゞさんじゃないけれど、
「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい」
ですからね。

本音と建て前だらけの世間ですが、
自分は、嘘ではなく　
本当の気持ちをうまく伝えられるようになりたいですね。
また　建て前ではなく、　
自分の無知を気軽に教えてもらえる
人間関係が築けるようになりたいですね。

さて、自分も　パジャマ=寝具=死と苦を連想、
なんて　知りませんでしたが、
気になる方もいらっしゃることを知り、
今後の勉強になりました。
それで　調べてみました。

目上の人へタブーな贈り物　一例

履物・靴下　足に身につける物は「踏みつける」という意味合いがある。

下着、靴下　　「下」がついていて「下に見ている」という意味がある。

筆記用具　腕時計・かばん　　「もっと勤勉に」という意味がある。

ベルト　　「気を引き締めて」「腹をくくって」という意味合いがある。

祝い事で贈り物タブーとされているもの　一例

櫛　　「苦」や「死」を連想させる。

ハンカチ　
ハンカチは「手巾(てぎれ)」とも言い、贈ることは「手切れ」の意思表示だという考え。

刃物　　切ることに使うものは「縁を切る」に通じる