先日　淀川河口に迷い込んだクジラが　亡くなりました。
「淀ちゃん」という愛称で呼ばれ、元気になって海に戻ってほしい、
と多くの人が願いましたが、
残念ながら　その願いは叶いませでした。

一方　鳥インフルエンザのため　
2022年秋から現在まで累計で1000万羽以上の鶏が殺処分されたようです。
感染拡大防止の措置で　いたし方ないこととはいえ、
人間のために命を与え　その人間の手でその命を奪うということに
胸が痛くなります。

命の重さとは？
命の価値とは？

人にとって命の価値があるものが
命が重いのでしょうか？

うちのワンコたちは2匹とも保護した犬です。
1匹は　殺処分の対象
もう1匹は　虐待されていた犬です。

ペットショップで可愛い子犬の姿をガラス越しに見ると
ここの犬たちは　価値のある犬達？
しかし　売れ残ると価値のない犬になるのでしょうか？

命の重さも価値も　人間によって変わっていく現実があります。

また人間も人間の価値や命の重さを軽んじ
多くのユダヤ人が　大量虐殺された歴史がありました。
そんな歴史は　たくさんあり
今もどこかで人の命が危険にさらされています。

しかし実際　自分も　ゴキブリが出たら　
即　シューと殺虫剤を吹きかけますし、
蚊がいたら　パチンとつぶしてしまいます。

一つの命だけれど　こちらの都合で　無くしてしまいます。

難しい問題ですね。

クレーの絵本　谷川俊太郎さんが文をお書きになっています。

『黄金の魚』

『おおきなさかなはおおきなくちで
ちゅうくらいのさかなをたべ
ちゅうくらいのさかなは
ちいさなさかなをたべ
ちいさなさかなは
もっとちいさな
さかなをたべ
いのちはいのちをいけにえとして
ひかりかがやく
しあわせはふしあわせをやしないとして
はなひらく
どんなよろこびのふかいうみにも
ひとつぶのなみだが
とけていないということはない』

自分も他の命をいただいて
自分の命を繋いでいます。

だから　ご飯を食べる時
心を込めて
「（命を）いただきます」
と言います。

そのくらいしか　できませんが
命の重さや価値を軽んじない世の中になればいいな～
と思います。

今日のワンコ

おろしたてのクラゲの傘

雨でも　傘をさすと嬉しくなります。
クラゲは　脳がないようです。
傘の下では　頭を空っぽにして歩きましょう！？

今日は　久しぶりの雨で
植物たちは喜んでいるかな？

火事になる心配も減るかな？

今日もいい日でした。

明日もいい日になりますように💛